ゴルフ会員権の損益通算
政府税調が先日公表した基本方針書の中で、ゴルフ会員権は総合課税から分離課税に移行するとされています。これによってゴルフ会員権の売買損益について損益通算ができなくなる可能性が出てきました。
現在は、ゴルフ会員権を売却した場合、その売買にかかる利益または損失は他の給与等の所得と合算して総合課税されます。
損失が出た場合には給与等の他の所得から差し引くことができます。
ゴルフ会員権は、バブル崩壊以降下落しており、含み損を抱えているといわれています。実際にプレーをしていない場合には、今のうちに売却を検討されてはいかがでしょうか。
実施時期については未定ですが、昨年の土地や建物の譲渡所得の損益通算廃止がさかのぼって実施されたということもありました。
これと同様に、決まるまで待っていて損益通算するチャンスがなくなるという可能性もありますので、ご注意ください!