相続税調査・無申告が過去10年間で最多
国税庁が23事業年度(23年7月~24年6月)に実施した相続税の実地調査は13787件で、
そのうち81%に申告漏れ等の非違がありました。
申告漏れ財産の内訳は、現金・預貯金が最も多く、次いで有価証券、土地の順となっており、
調査1件当たりの申告漏れ課税価格は2896万円、加算税を含む追徴税額は549万円でした。
また、国税庁では近年、無申告事案に対する調査を積極的に行っており、
23年度は1409件(前年度1050件)の調査が実施され、
過去10年間で最も多い932件の申告漏れ等が把握されています。
なお、1件当たりの申告漏れは8609万円、加算税を含む追徴税額は604万円でした。