平成25年分民間給与実態統計調査の概要(国税庁)
◆1年を通じて勤務した給与所得者について
【給与所得者数】
*平成25年12月31日現在の給与所得者数は、5,535万人(対前年比2.1%増)となっており、そのうち1年を通じて勤務した給与所得者数は4,645万人(同2.0%増)であり、男女別にみると、男性2,754万人(同1.0%増)、女性1,892万人(同3.4%増)となっている。
*正規についてみると、3,056万人(同1.5%増)であり、男女別にみると、男性2,095万人(同0.7%増)、女性960万人(同3.1%増)となっている。
*非正規についてみると、1,040万人(同5.3%増)であり、男女別にみると、男性314万人(同6.8%増)、女性726万人(同4.6%増)となっている。
【平均給与】
*1年を通じて勤務した給与所得者の1人当たりの平均給与は414万円(同1.4%増)であり、男女別にみると、男性511万円(同1.9%増)、女性272万円(同1.4%増)となっている。
*平均年齢は45.2歳(男性45.1歳、女性45.3歳)、また、平均勤続年数は11.8年(男性13.3年、女性9.7年)となっている。
*正規、非正規についてみると、正規473万円(同1.2%増)、非正規168万円(同0.1%減)であり、正規については男性527万円(同1.2%増)、女性356万円(同1.9%増)、非正規については男性225万円(同0.4%減)、女性143万円(同0.2%減)となっている。
◎平均給与の内訳
*平均給料・手当は353万円(男性433万円、女性236万円)で、平均賞与は61万円(男性78万円、女性36万円)となっている。
◎事業所規模別の平均給与
*従業員10人未満の事業所は332万円(男性416万円、女性237万円)、10~29人では387万円(男性469万円、女性263万円)となっている。
*一方、従業員30人以上では441万円(男性542万円、女性284万円)となっている。
【給与階級別分布】
*給与階級別分布をみると、300万円超400万円以下の者が809万人(構成比17.4%)で、最も多く、次いで200万円超300万円以下の者が782万人(同16.8%)となっている。
*男性では、300万円超400万円以下の者が515万人(同18.7%)と最も多く、女性では、100万円超200万円以下の者が493万人(同26.1%)と最も多い。
◎事業所規模別の給与階級別分布
*従業員10人未満の事業所では200万円超300万円以下の者が22.0%と最も多く、次いで100万円超200万円以下の者の21.6%となっている。
*これに対して、従業員30人以上の事業所でみると300万円超400万円以下の者が17.0%と最も多く、次いで200万円超300万円以下の者が14.7%となっている。
【納税者数及び税額】
*源泉徴収により所得税を納税している者は3,897万人で、その割合は83.9%となっている。
*税額は8兆2,907億円で、納税者の給与総額に占める税額の割合は4.64%となっている。
*年間給与額は800万円超の給与所得者は386万人で、全体の給与所得者の8.3%にすぎないが、その税額は合計5兆735億円で全体の61.2%を占めている。
【年末調整を行った者】
◎年末調整を行った者数及び扶養人員等
*年末調整を行った者は、4,220万人で、このうち配偶者控除又は扶養控除の適用を受けた者じゃ1,382万人(32.8%)、1人当たりの平均扶養人員は1.48人となっている。
*配偶者特別控除の適用を受けた者は99万人である。
◎保険料控除の適用者数と1人当たりの平均控除額
*社会保険料控除は3,721万人・58万円、生命保険料控除は3,047万人・6万円、地震保険料控除は688万人・2万円となっている。