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平成25年度における法人税の申告事績の概要

◆法人税の申告件数等の状況

 平成25年度※における法人税の申告件数は277万1千件で、その申告所得金額の総額は53兆2,780億円、申告税額の総額は10兆9,403億円と、前年度に比べ、それぞれ8兆906億円(17.9%)、9,298億円(9.3%)増加し、4年連続の増加となりました。

 なお、申告所得金額の過去最高は、平成18年度の57兆828億円です。

※平成25年4月1日から平成26年3月31日までに終了した事業年度に係る申告について、平成26年7月末までに申告があったものを集計。

 

◆黒字申告割合の状況

 黒字申告割合は29.1%となり、前年度に比べ1.7ポイント増加しました。過去最低を更新した平成22年度(25.2%)以降、3年連続の上昇となっています。なお、過去最高は昭和48年度の65.4%です。

 また、黒字申告1件当たりの所得金額は6,619万円となり、前年度に比べて653万円(10.9%)増加しています。一方、申告欠損金額は12兆7,744億円で、前年度に比べて4兆482億円(24.1%)減少し、赤字申告1件あたりの欠損金額は650万円で、前年度に比べて190万円(22.6%)減少しました。

【法人税の申告状況】

  24年度 25年度
件数等 前年対比 件数等 前年対比
申告件数(千件) 2,761 99.9 2,771 100.4

申告割合(%)

89.7 0.1 89.9 0.2

黒字申告割合(%)

27.4 1.5 29.1 1.7
申告所得金額(億円) 451,874 121.2 532,780 117.9
黒字申告1件当たり所得金額(千円) 59,660 114.5 66,185 110.9
申告欠損金額(億円) 168,226 77.4 127,744 75.9
赤字申告1件当たり欠損金額(千円) 8,396 79.1 6,498 77.4

 

【法人税の申告税額の状況】

  24年度

25年度

金額 前年対比 金額 前年対比
法人税の申告税額(億円) 100,105 105.0 109,403 109.3
復興特別法人税の申告税額(億円) 6,758

-------

11,846 175.3

 

【参考】欠損金の繰越控除制度の概要

 欠損金の繰越控除制度は、過去の事業年度において生じた欠損金を翌事業年度以降に繰越し、その事業年度の所得から控除する制度です。

【適用の要件】

*青色申告書を提出した事業年度の欠損金である。

*欠損事業年度後、繰越控除を利用する事業年度まで継続して確定申告を提出している。

【欠損金の繰越期間】

 繰越欠損金は欠損事業年度の翌事業年度以後9年間控除できます。

※平成20年4月1日前に終了した事業年度において生じた欠損金額については7年です。

【繰越控除される欠損金額】

欠損金控除前の所得金額 - 繰越欠損金 = 課税所得

※中小法人等以外の法人については、平成24年4月1日以後に開始する事業年度から、控除限度額が繰越控除前の所得金額の80%相当額とされました。

※最も古い事業年後において生じた欠損金から順次損金算入をします。

 

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