平成26年分の所得税・贈与税の確定申告状況等について
◆所得税及び復興特別所得税の申告状況
【確定申告書の提出状況】
平成26年分所得税及び復興特別所得税の確定申告書を提出した人員は 2,139万1千人で、平成23年分からほぼ横ばいで推移しています。
【申告納税額のあるものの状況】
確定申告書を提出した人員のうち、申告納税額があるもの(納税人員)は 612万人で、平成25年分(621万8千人)から 9万8千人減少(▲1.6%)しました。納税人員の申告状況について平成25年分と比較すると、所得金額は 37兆1,054億円で 1兆3,784億円減少(▲3.6%)、申告納税額は 2兆7,087億円で 6億円減少(▲0.0%)しました。
【還付申告の状況】
確定申告書を提出した人員のうち、還付申告は1,248万7千人で、平成25年分(1,240万3千人)から8万4千人増加(+0.7%)しました。
【譲渡所得の申告状況】
◎土地等の譲渡所得
確定申告書を提出した人員のうち、土地等の譲渡所得(総合譲渡を含む)の申告人員は 48万1千人で、平成25年分(48万5千人)から 3千人減少(▲0.7%)しました。そのうち、所得金額のあるもの(有所得人員)は30万1千人で、平成25年分(29万4千人)から 7千人増加(+2.4%)、所得金額は3兆6,171億円で、平成25年分(3兆4,174億円)から 1,997億円増加(+5.8%)しました。
◎株式等の譲渡所得
確定申告書を提出した人員のうち、株式等の譲渡所得の申告人員は 93万7千人で、平成25年分(109万8千人)から16万1千人減少(▲14.7%)しました。そのうち、有所得人員は 46万1千人で、平成25年分(66万1千人)から 20万人減少(▲30.3%)、所得金額は2兆1,759億円で、平成25年分(4兆8,357億円)から 2兆6,598億円減少(▲55.0%)しました。なお、譲渡損失を翌年以降へ繰り越したのは 50万1千人で、平成25年分(57万4千人)から7万3千人減少(▲12.7%)しています。
◆贈与税の申告状況
【申告書の提出状況等】
贈与税の申告書を提出した人員は 51万9千人で、平成25年分(49万1千人)から2万8千人増加(+5.6%)しました。そのうち、申告納税額があるもの(納税人員)は 36万6千人で、平成25年分(33万人)から 3万7千人増加(+11.1%)、申告納税額は 2,803億円で、平成25年分(1,718億円)から1,084億円増加(+63.1%)しました。
【暦年課税、相続時清算課税、住宅取得等資金の非課税制度の申告状況】
◎暦年課税の申告状況
贈与税の申告書を提出した人員のうち、暦年課税を適用した申告人員は 47万人で、平成25年分(43万9千人)から 3万人増加(+6.9%)しました。そのうち、納税人員は 36万3千人で、平成25年分(32万6千人)から3万7千人増加(+11.2%)、申告納税額は 2,584億円で、平成25年分(1,513億円)から1,071億円増加(+70.8%)しました。
◎相続時精算課税の申告状況
相続時精算課税を適用した申告人員は 5万人で、平成25年分(5万2千人)から 3千人減少(▲5.0%)しました。そのうち、納税人員は 3千4百人で、平成25年分(3千5百人)から百人減少(▲3.0%)、申告納税額は 218億円で、平成25年分(205億円)から13億円増加(+6.5%)しました。
◎住宅取得等資金の非課税制度の申告状況
住宅取得等資金の非課税を適用した申告人員は 6万5千人で、平成25年分(7万5千人)から 1万人減少(▲13.7%)しました。住宅取得等資金の金額は 5,023億円で、平成25年分(6,587億円)から1,564億円減少(▲23.7%)、そのうち非課税の適用を受けた金額は 4,318億円で、平成25年分(5,767億円)から1,449億円減少(▲25.1%)しました。