知って得する経営塾 第131号
[目次]
───────────────────────────────────
“売る”を考える4 ?業績の基本方程式? 中小企業診断士 駒井 伸俊
金融資産の分散投資 本多 英樹
編集後記 副編集長 秋葉 和彦
[掲示板]
───────────────────────────────────
歳時記
6月23日 沖縄慰霊の日
6月30日 トランジスタの日
7月 1日 銀行の日
7月 3日 ソフトクリームの日
[“売る”を考える4?業績の基本方程式?] 中小企業診断士 駒井伸俊
───────────────────────────────────
企業の業績を考える時、どのような要素が関連してくるでしょうか?
いくつもの要素が考えられるでしょうが、シンプルな業績の基本方程式として、
次のようなものがあります。
業績=環境×製品・サービス×営業
この方程式からいくと、環境(景気や業界を取り巻く動向等)に追い風が吹き、
製品・サービスを質が向上し、営業力が上がれば、業績は上向くことになりま
す。
1つ1つの要素について考えて見ましょう。
まずは、環境です。企業を取り巻く環境は、90年代に入る前までは、基本的
に上向きでした。しかし、現状は、70年代、80年代のフォローの風とは言
い切れません(一部、経営環境が好転しているところはありますが・・・)。
時代は大きく変わりました(※1)。
また、少子高齢化の影響で、今後、人口は減少していきます。つまり、国内に
限ってみれば、限られたパイの争いです。環境の追い風は余り期待できそうに
ありません(そもそも環境は自分たちの力ではコントロールすることが難しい
ですし・・・)。
次に、製品・サービスはどうでしょうか?たしかに、次々と新製品・新サービ
スが市場に登場しては消えていきます。市場に残ったとしても、すぐに競合の
類似製品・サービスに追いつかれ、競合他社の製品・サービスと大差がなく標
準化されてしまっています。
製品・サービスによる差別化も意外と難しそうです。新製品・新サービスの開
発をやめるわけにはいきませんが、決定打にはなりにくい状況です (※2)。
となると、業績向上の鍵は、最後の営業に託すしかなさそうです。作れば売れ
た売り手市場の時代から、作っても売れない買い手市場の時代へと、変化した
今日、業績の基本方程式に従えば、営業力の差が企業間格差を生む大きな要因
のようです。
営業は、まさにビジネスの要(金芽)です。では、営業の基本方程式はどのよ
うに考えられるでしょうか?
営業=対象顧客×訪問回数(量)×訪問内容(質)×チェック&フォロー
こちらについては、次回以降に考えていきましょう。
※1 メルマガ33号「時代が違う」の72のルールをご参照ください。
【https://www.ecg.co.jp/mm/000136.php?mm=131】
※2 メルマガ35号「日本の将来」をご参照ください。
【https://www.ecg.co.jp/mm/000138.php?mm=131】
ただし、市場で確固たるポジションを築くことができれば、話は別です。
◆中小企業診断士 駒井伸俊プロフィール
【https://www.ecg.co.jp/supporter/komai/index.htm?mm=131】
[金融資産の分散投資] 本多英樹
───────────────────────────────────
資産運用には分散投資が重要とよく言われます。
例えば今なら、預貯金に50%、外国債券に25%、株式に25%といったよ
うに。安全を確保しつつ、運用益をも追及する分散投資の必要性を考えてみた
いと思います。
1.超低金利時代、預貯金だけでは資産が増えない
今後多少金利が上がったとしても、かつてほど銀行がリスクを抱えて有利な
金利の預貯金を提供することは難しいでしょう。ましてやこの低金利時代。
個人個人がリスクを負担して自己責任で運用する時代といえます。
2.株主重視の時代へ?株式の有利性高まる?
企業が社員のものから株主のものへと変わりつつあります。かつて、企業業
績向上の恩恵はそこに勤める人々の昇給につながりました。今やその恩恵は、
株主が受ける時代です。外国人株主の増加が大きな要因でしょうか。
また、証券税制の改正も株式の有利性を高めています。
3.投資に絶対はない。やはり分散投資
株が回復してきたから、これから上がるだろう。こんなに円高なのだから外
貨預金に預けよう。みなさん、いろいろ考えると思います。
金利、為替、株式は相場です。予想に反することもあります。値動きの異な
るものに分散し、かつ、購入する時間を分散することが重要です。
[編集後記] 副編集長 秋葉 和彦
───────────────────────────────────
いつも当メールマガジンをご愛読いただきまして誠にありがとうございます。
もう6月も終わりですね、早いものでもう1年の折り返しです。この時期は、
天気は悪くて蒸し暑いし、源泉所得税の納付(納期の特例)はあるしと嫌な時
期ですね。
あっという間の上半期でしたが、油断してたら下半期もすぐに過ぎてしまいま
すよ。1年の計画が遅れ気味の方はしっかり計画を立て直していきましょう!
私も以前紹介したように、弊社ホームページ上で用語集を書いておりますが、
業務が忙しくて滞りがちでした…。読んで下さってる方にはご迷惑おかけして
ます。これからは計画的に出しますので、今後も用語集をお願い致します!
こちらから覗いてみて下さい →【https://www.ecg.co.jp/glossary/】
次回は7月4日(月)に配信予定です。お楽しみに!
◆『経営実務セミナー』近日開催!
会社経営を応援するために、当メールマガジンでもお馴染みの3名の専門家
によるセミナーを実施いたします。
詳細はこちらから↓
【https://www.ecg.co.jp/topics/000386.php?mm=131】
◆『奥様医業経営塾』開催決定!
院長先生に診療に専念していただくための院長夫人、後継者夫人を対象とし
た医業経営のセミナーを開催いたします。
詳細はこちらから↓
【https://www.ecg.co.jp/topics/000387.php?mm=131】
◆『‐自己責任時代を生き抜く知恵‐
知って得する年金・税金・雇用・健康保険の基礎知識』好評発売中です
詳細はこちらから↓
【https://www.ecg.co.jp/topics/000339.php?mm=131】
◆決算診断サービスを行っております。経営の見直しとしてご活用下さい。
こちらから入れます↓
【http://www.kessan21.com:8080/kessan21/Welcome.jsp?id=whandsbpks】
◆ECグループのホームページはこちらです↓
【https://www.ecg.co.jp/?mm=131】
_________________________
知って得する経営塾/ 発行:榎本会計事務所&株式会社イーシーセンター
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ https://www.ecg.co.jp/ info@ecg.co.jp
───────────────────────────────────
[発行システム] まぐまぐ(ID 0000052980) http://www.mag2.com/
Macky! (ID 014722) http://macky.nifty.com/
メルマ! (ID m00044409) http://www.melma.com/
めろんぱん http://www.melonpan.net/mag.php?005840
↑ 登録や解除はそれぞれの発行システムからお願いします
[バックナンバー] https://www.ecg.co.jp/mm/
───────────────────────────────────
このメールマガジンの無断転載・無断引用は禁じます
All Rights Reserved (c)2000-2005 by 榎本会計事務所&イーシーセンター
───────────────────────────────────