第235号 フィッシュ・ボーン実践編、効果的な資格取得法
┏┿ 知って得する経営塾 ━━━━━━━━ 第235号 2009年6月22日━━
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┿┛発行:榎本会計事務所&イーシーセンター https://www.ecg.co.jp/
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│現場叩き上げ執筆陣による中小企業経営コラム
│経営者、営業、会計、税務、法律といった様々な視点で掲載中
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■□■ 目次 ■□■
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問題を解決する 中小企業診断士 駒井 伸俊
資格取得の活用法 キャリアカウンセラー 吉田 幸司
編集後記 副編集長 秋葉 和彦
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問題を解決する ~フィッシュ・ボーン2~ 中小企業診断士 駒井 伸俊
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前号でご紹介した著者の新刊「フィッシュボーンノート術(フォレスト出版)
ですが、お陰さまで、アマゾンの本のベストセラーで6位にランキング(6月
11日時点)されました。
村上春樹氏の「1Q84」にはおよびませんでしたが、メルマガの読者をはじ
めとした皆様のおかげです。ありがとうございます。
さて、本号ではその「フィッシュ・ボーン(魚の骨)」の書き方をご紹介しま
す。
フィッシュ・ボーンの使い方はいたってシンプルです。魚の骨の形に情報をま
とめていくだけです。
いきなり、魚の骨??といわれても、ギョッ(?)としますが、情報を魚の骨
の形にまとめていきます。最近はスーパーなどでも切り身の形で売られていま
すので、魚の骨といわれてもイメージがつきにくいかもしれません。
では、基本的な流れを確認しましょう。手順は魚の頭を書いて、背骨を書いて、
太い骨を書いて、細い骨を書くだけです。頭、背骨、骨、骨...だけです。
(1)準備
紙とペンを用意します。
(2)魚の頭
テーマを決め、テーマを紙の中央の左端に書き□の枠で囲みます。これ
が魚の頭だと思ってください。
(3)魚の背骨
魚の頭に向かって、右から太いヨコ線(矢印)をひきます。これが魚の
背骨です。
(4)魚の大骨
テーマを3~8個ぐらいのサブテーマに分類し、背骨の周りに配置して、
□の枠で囲み、そこから背骨にむかって斜めに矢印をひきます。これが
魚の大骨です。
(5)魚の中骨
各サブテーマからでている大骨(矢印)の周りに詳細化した内容を配置
し、大骨にむかって矢印をひきます。これが魚の中骨です。
(6)魚の小骨
中骨の周りにさらに詳細化した内容を配置し、中骨に向かって矢印をひ
きます。これが魚の小骨です。
(7)魚の孫骨
詳細化する必要があるところまで、骨の周りに項目を配置し矢印をひき
ます。これが魚の孫骨です。
必要があれば、ひ孫の骨、ひ孫の子の骨...と詳細化していきます。
1枚の紙にテーマが詳細化されていきますので、全体と細部が一覧できます。
また、骨同士の関係性も見ることができます。
いろいろな場面で活用できるので、まずは難しく考えずに、なにかテーマを決
めて手を動かしてみてください。
頭、背骨、骨、骨...だけです。意外と楽しく書けます。
■□■ 中小企業診断士 駒井 伸俊のプロフィール ■□■
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します。是非お聞き頂き、活用して頂けたら幸いです!
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資格取得の活用法 キャリアカウンセラー 吉田 幸司
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世の中、資格取得が大流行しています。中学生のうちから資格の取得を奨励し、
高校、大学と進むにつれてそれはどんどん進んでいきます。
今、資格受験予備校へ行ってみれば多くの社会人や大学生が国家資格の合格を
目指して勉強しています。
その理由は様々でしょうが、大学生に聞くと多くは就職に有利だからと返って
くるのです。本当に国家資格を持った大学生が就職に有利かは定かではありま
せんが、少なくとも勉強をしたという証しにはなります。
資格の大流行をビジネスにする会社も多くあらわれて、自社だけが認定してい
る資格をさも公的資格であるかのように大々的に宣伝し、その資格がないと仕
事ができないかのように思わせる会社もあります。
そんな資格大流行の時代に合わせるように社員の資格取得援助に関する質問が
寄せられることが増えました。
曰く、「○○という資格をとりたいと申し出る社員がいるのだが、援助はどう
したらいいだろうか。」とか「××という資格を社員が持っていないとと事業
運営に支障が出るのだかどうしたらよいだろう。」という類のものです。
これらの質問に対しては、いくつかの視点を持って解決にあたらなければなり
ません。1つは、その資格が事業運営上必要なものかどうかです。
先の2つ目の質問のように、法律でその資格を持っている人がいないと事業運
営に支障が出るようなケースでは、資格取得に対してそれなりの援助をしてい
くことが事業の維持発展に直結しますから、企業としてはできるだけ援助をす
べきでしょう。
例えば、50名以上の事業所に必ずいなければならない、衛生管理者や薬を販
売するのに必ず1人は必要な登録販売者等がこれにあたります。
できる限りの援助とは、資格取得のための勉強会の開催、研修会の参加費用や
受験料の補助、資格取得後の手当の支給等です。
事業所内に1人だけいればいいから、2人目からは援助しないとか援助内容を
縮小するなどということはせずに、多くの社員にその資格を持ってもらうこと
が会社の運営に有利に働くと考えて援助するのが望ましいと考えます。
とは言っても、できることには限界がありますから、自社としてできる援助を
惜しみなく行うのがよいのではないでしょうか。
一方、自社の事業運営に必須ではない資格の場合は、どのようなスタンスでそ
れを応援するかによります。社員のスキルアップを目的とするならば、国家資
格、民間資格を問わずに何らかの報償を出して、資格取得に対するモチベーシ
ョンを上げるべきでしょう。
例えば、社員が税理士資格を取得した場合、税理士事務所以外では、事業の運
営に必須ではありません。確かに、社内に税理士がいれば何かと便利かもしれ
ませんが、いなくても事業としては成立します。
同様に、社内に漢字検定1級保持者がいなくても事業は十分成り立つでしょう。
このような場合、社員のスキルアップを目的とするならば、それぞれ資格を取
得した段階で報奨金を支給する程度でよいのではないでしょうか。
教育訓練給付金にある程度加算し、その他に取得祝い金として一時金を支給す
るという方法です。
そうではなくて、事業運営に直接的間接的に関係のある資格の取得を推奨する
立場でこれを見るならば、先ほどの税理士資格は間接的に事業運営に関係があ
るので、先の一時金の他に月例給与に資格手当を加算するのがよいでしょう。
このケースでは、漢字検定1級は手当の対象とはなりません。事業に直接的間
接的に関係のある資格のみを対象とする資格取得応援では、会社がどの資格を
対象として応援するのかを始めから決めておく必要があります。
このように会社として資格に対してどのような立場を取るのかを明確にしてい
くと、資格は社員や会社のレベルアップにつながります。
資格大流行だからといって敬遠したり安易にそれに乗るのではなく、この現象
をうまく活用してください。
■□■ 人事戦略研究所 吉田 幸司 プロフィール ■□■
【https://www.ecg.co.jp/about/yoshidakouji.php?mm=235】
◆◇◆ 吉田 幸司 著書 ◆◇◆
『自己責任時代を生き抜く知恵
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編集後記 副編集長 秋葉 和彦
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いつも当メールマガジンをご愛読頂きまして、誠にありがとうございます。
今回の記事にもあるように最近は資格取得が注目されています。少し前に漢字
検定の問題がニュースになりましたが、それでも多くの受験者が受験したよう
です。
やはり不況の影響もあり、色々な資格をアピールしたいと考える方が多いよう
です。何の資格であっても自己啓発の為に色々学ぶ事はとても良い事だと思い
ます。
ただし資格取得が目的となって、意味の無いものを取得して満足してしまうの
では本末転倒です。やはり学ぶという事が重要であって、仮に資格が取得でき
なくても学んだ事をどのように仕事や生活に活かしていくかが本当に大切な事
ではないでしょうか。
次回第236号は7月6日(月)に配信予定です。お楽しみに!
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◆『EKI(榎本会計経営インデックス)』
榎本会計事務所が発表する中小企業のナマの経営指標です。参考になる事
もあるかもしれませんので、ご覧になって頂ければ幸いです。
【https://www.ecg.co.jp/blog/eki.php?mm=235】
◆榎本会計事務所『会計用語集』
内容は随時更新しております。最近は特に21年度の税制改正に関するも
のを多くとりあげております。是非一度ご覧になってみて下さい。
【https://www.ecg.co.jp/blog/glossary.php?mm=235】
◆決算診断サービスを行っております。経営の見直しとしてご活用下さい。
【https://www.ecg.co.jp/service/000297.php?mm=235】
○━━知って得する経営塾 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━○
【発行者】 榎本会計事務所&株式会社イーシーセンター
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