第341号『人を考える経営』
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この本執筆したのは弊社代表の税理士、榎本恵一と社会保険労務士の吉田幸司、渡辺峰男と弁護士の谷原誠です。労使間のトラブルは、トラブルが起こってからよりも起こる前の方が重要です。起こる前なら回避策や防止策が効果を発揮しますが、起こった後ではその効果は限定的です。平穏無事な会社が一夜にしてトラブルの渦中に巻き込まれるということも実際にあるのです。その意味では、平穏無事な会社ほどこの本を読む価値があると言えるでしょう。労使トラブルから会社を守るための必読の書!!
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人を考える経営 MBA 長友 孝幸
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人を考える経営はどこで教えてくれるのだろう。
最近、国内であっても外国人労働者の数は増加傾向にある。
海外で事業あるいはスタッフの導入するたびに、日本企業システムの有用性に
疑問を感じる。
今後の外国人労働者の確保や海外での事業を考える場合、それぞれの国の
情勢・労働や文化特性・習慣などの歴史的経緯を再度、理解することが迅速な
対応を可能にする。
日本とアメリカのマネージメントの違いは、両国の文化や個人組織と位置づけ
の違いが反映される。
アメリカは広大なフロンティアをもつ移民の国であり、日本人から見れば特異
な宗教であるキリスト教の影響もあって、個人主義的な性格をもった人たちが
多く、それが国民性となっている。
これに対して日本は、多くの人間が長い間農耕作業に依存する農村や集落に
関係を持ち、共同体を維持する傾向が強く、日本人の特質は協調主義となって
いる。
これまでの日本労働社会では、中途採用が少なく、技能の性格にかかわりなく
企業間移動は困難であり、職場の集団的問題解決の努力が労働者の帰属意識を
強めていた。
多くの日本の労働者は衰退した地域共同体に代わる共同体を職場のなかに置き、
自ら企業戦士として定年まで働いていたはずだ。
あくまでも、日本企業の特徴は、労働雇用関係、企業間関係すべてについて、
人と人、人と企業など双方の高いレベルのコミットメントの交換がおこなわれ
ていた。
ただ、今日のようなグローバル社会における事業展開では、日本人が導く
協調主義による日本企業システムは有効に動かなくなることが少なくない。
なぜなら、日本人が導く協調主義は敗戦後、アメリカ的な要素を取り入れ、
労働雇用や国の文化特性・習慣の体系などはアメリカ的な傾向が強くなって
いった。
その恩恵を受けながら日本経済は成長することになるが、それはアメリカ的な
常識だけでなく、非常識も容易に理解するようになった。
特に人事や会計に至ってはアメリカの名門のMBAがアメリカビジネス界だけ
でなく、日本のビジネス界を牽引していった。
その結果、世界中に犠牲者がでた。いわゆるレイオフだ。その根本的原因は
会計的に言えば短期利益の実現(個人「株主利益の確保」主義)になるが、
近年、派手なアメリカ的要素を導入することによって、悲しむ人々は多い。
日本人には宗教観がない。もし、日本人にもう少しカトリックやイスラムの
ように宗教観があれば、模倣を好まずアメリカに対しても絶対的な態度を示す
ことはできるはずだ。
日本人的な常識あるいはアメリカ的な常識が意外と他の国では非常識となって
いる現代、ここでもう一度見直す時期に入ったと考える。
ローカルにマッチした迅速な地域戦略が地域を豊かにし、その国を豊かにする
と考えれば、事業を行う上でも、それぞれの国の情勢・労働や文化特性・習慣
などを理解する必要がある。
企業家として均等に利益を配分するグローバル社会を目指さなければ、今後の
争いは更に激化するだろう。
◆◇◆ MBA 長友 孝幸 プロフィール ◆◇◆
株式会社比風屋 代表取締役 長友 孝幸
【http://www.hifuuya.co.jp/about/】
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編集後記 副編集長 高塩 吉明
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当メールマガジンをご愛読頂きまして誠にありがとうございます。
先週火曜日の22日に、東京スカイツリーが開業しました。
初日は生憎の雨模様でしたが、二日目以降は晴天にも恵まれ、週末には当初
想定していた40万人を上回る約56万人の来場者数があったようです。
週末は混雑により一時入場規制が行われ、本日は強風により一時エレベーター
が休止と、多少混乱はしているようです。
しばらくは混雑するものと思いますが、東京の新しいシンボルを見に行かれて
はいかがでしょうか。
次号、第342号は6月4日(月)に配信予定です。どうぞお楽しみに!
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