第397号『変われない人の共通点とは?』
★☆★ 新刊情報 ★☆★
この本執筆したのは弊社代表の税理士、榎本恵一とヒューマネコンサルティング株式会社代表取締役の阿部重利先生です。ワーク・ライフ・バランスを越えて、働き方が変わる!会社が変わる!不況の中でも元気に業績を伸ばしている企業があります。業績が右肩上がりの企業とそうでない企業とでは、どこが違うのか。このシンプルな疑問に答えを出しました。本書では、今、元気あふれる企業をピックアップし、その事例の中から元気の源を探ってみました。その結果わかったことは、それらの企業には“ワーク・ライフ・ハピネス"という考え方が根底にあるのです。“ワーク・ライフ・ハピネス"が中小企業の元気の“素"だったのです。業績不振に悩む中小企業の経営者、管理者の目からウロコ本です。
★☆★ PR動画 ★☆★
今回、新刊の発売を記念して、本書PRの動画を作成致しました。
大好評発売中の本書ですが、その想い、コンセプト、活用の仕方について
本書の著者である阿部重利先生が解説されています。↓
▽新刊『実践 ワーク・ライフ・ハピネス』
実践ワーク・ライフ・ハピネス『想い・コンセプト編』
【http://www.youtube.com/watch?v=2pE4HFas4LI】
実践ワーク・ライフ・ハピネス『本書活用の仕方編』
【http://www.youtube.com/watch?v=PwtlBgVfAzY】
★☆★ Facebookページ ★☆★
Facebookページを作成しました。是非いいね!をお願いします!
【http://www.facebook.com/work.life.happiness】
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
変われない人の共通点とは? ビジネス・プロデューサー 鈴木 領一
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
成功するには「決断力」が必要だ、と言われますが、そんな言葉を
百万遍唱えても「決断力」が身につくはずがありません。決断のメカニズムを
理解していないから、「決断力が大事」としか言えないのです。
では、どうすればいいのか?
結論を先にいえば「否定力」が大事なのです。
恋愛のケースから、そのメカニズムを解説します。
私はビジネスマン向けのコーチングをすることが多いのですが、
時に女性のコーチングをさせていただくと、高い頻度で恋愛相談となります。
結婚したい、DVの彼と別れたい、不倫関係を解消したいなど、
数多くの恋愛相談を受けてきました。アドバスをして変わらない人の特徴を
観察していると、全てのケースに共通する“あること”を発見しました。
それは、「現状を否定しない」という共通点です。
結婚せずに独身でいる現状、彼からDVを受けている現状、不倫をしている
現状……口では「早く結婚したい」「彼と別れたい」と言っていますが、
実は現状を受け入れているのです。
結婚したいと言っている人は「独身も気楽でいい」と思っており、
彼と別れたいという人は「彼とは別れたくない」と心の奥で思っていました。
そのように考える人は、口で何を言おうが、
結局、何も行動せず、現状は何も変わりません。
現状を否定する「否定力」がないと、
現状を変えるための「決断力」を持てません。
決断力の前に、否定力が必要なのです。
これはビジネスでも同じです。
独立して会社を起こしたい、と言いながら会社員を続けている人は、
「会社員のほうが安定していい」と本心では思っています。
私は起業塾などで講師を依頼されてお話することがあります。
その際に必ず事務局に質問することがあります。
それは、「塾生で実際に起業する人はどれくらいですか?」という質問です。
すると判で押したように同じ答えが返ってきます。
「5%くらいですね」
5%。これは一般的な数字と変わりません。
起業塾に通っても起業する確率は高まらないのです。
その理由が、「否定力」の欠如にあると、私は考えています。
起業塾の塾生に「いつ独立する予定ですか?」という
質問を投げかけても明確な答えを返す人は稀です。
ほとんどの人が、「もっと起業の勉強したい」と答えます。
つまり、「勉強のほうが楽しい」と本心では思っているわけです。
起業塾のリピート率が高い理由はそこにあります。
起業塾のリピート率が高いとは、冷静に考えると実に滑稽なことです。
自己啓発セミナーなどでも、「成功したい」と口では言いながら
何も行動せず、ずっとセミナーに参加するばかりの人がいます。
リスクを負うより「自己啓発のノウハウを学ぶのが楽しい」と考えている
からです。行動もせずに勉強ばかりしている現実を「おかしい」と
否定できないのです。
「否定力」がなければ「決断力」が生まれないというメカニズムは科学でも
解明されてきています。コーネル大学のトーマス・D・シーリー博士は
ミツバチのコロニー(集団)が一つの決断、例えば新しい巣への移住を
決める際に、異なる意見を持つミツバチの動きを打ち消す刺激を出して
一つの答えを導いていることを発見しました。それと同じメカニズムが
脳内にもあることが分かったのです。脳内の脳細胞群同士でも
意見の打ち消し合いが行い、結果、一つの脳細胞群の意見が残り、
それが「決断した」という結果になるのです。
分かりやすく説明しましょう。
あなたがランチにラーメンを食べるかカレーを食べるか
悩んでいたとしましょう。その時、脳内ではラーメンを薦める
脳細胞群(A)と、カレーを薦める脳細胞群(B)があります。AはBの
活動を抑える信号を出し、BはAの活動を抑える信号を出しています。
つまり、ラーメンを食べたい脳細胞群は「カレーは嫌だ」という信号を
出しており、カレーを食べたい脳細胞群は「ラーメンは嫌だ」という
信号を出しているのです。
そして、相手の脳細胞群の活動を打ち消したほうが勝ち残り、その意見が
「決断」となるのです。あなたがランチで「カレーを食べる」と
決断したなら、「ラーメンを食べたい」という脳細胞群の活動を
抑えきった=否定しきったからです。
決断のメカニズムは、「否定」によって動きます。
あなたが「結婚したい」と思っているなら、「一人の生活は嫌だ!」と
キッパリと否定しないと、合コンに行ったりお見合いしたりという決断が
できません。
あなたが「起業したい」と思っているなら、「会社員で終わるのは嫌だ!」と
キッパリと否定しなければ、商品を作ったり営業を始めたりする決断が
できません。
さらに、最も重要なことがあります。それは、現状を否定することは
自分を否定することではない、ということです。
私がコーチングで、「現状を否定しなければ決断できませんよ」と
アドバイスすると、現状を否定するのが怖い、という反応を示す人がいます。
現状を否定することと、自分を否定することを混同しているから
そのような反応になるのです。
決断を促す「否定力」とは、
「素晴らしい私が、このような現状はおかしい」と考えることです。
結婚したければ、「私のような魅力的な人が、一人でいるのはおかしい」と
否定力を使ってください。起業したければ、「私のようなユニークな人間が、
ずっと会社員でいるのはおかしい」と否定力を使ってください。
自分が魅力的であるかユニークであるかの論拠は必要ありません。
根拠のない自信でいいのです。私が出会ってきた成功者は、みんな根拠のない
自信を持っていました。しかも成功するはるか以前から。そして成功者は、
全員、現状を否定していました。
肯定したら衰退が待っていることを知っているからです。
私は決断力がない、という前に、否定力があるかどうかを確認してください。
今の現状は嫌だ、とキッパリと自分に言い聞かせるのです。
自分は価値ある人間だと強く肯定して。
●鈴木領一(すずき・りょういち)
ビジネス・コーチ。ビジネス・プロデューサー。
自己啓発のレジェントであるナポレオン・ヒルが所属した「サクセスマガジン
社」の能力開発プログラムの企画開発責任者を務めた唯一の日本人。
さらに進化させた自己改革メソッド「フレーム・1%アクション」は
劇的な変化をもたらすメソッドとして今最も注目されている。
氏のコーチングを受けたことで、無職状態からEXILEとの共演を達成した
ケースや、起業して成功し新聞やテレビに取り上げられたケースなど、数多く
の成功者を次々に輩出している。近著に『100の結果を引き寄せる1%アク
ション』(サイゾー)がある。
※この原稿は、鈴木領一氏がビジネス・ジャーナルで連載している記事を許可
を得て転載いたしました。http://biz-journal.jp/2013/05/post_2172.html
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
≪おすすめ書籍のご案内≫
当メルマガの執筆陣の著書です。是非ご一読下さい!
★New!!
『実践 ワーク・ライフ・ハピネス』
榎本恵一、阿部重利共著 藤原直哉監修
https://www.ecg.co.jp/topics/post_53.php?mm=397
★『知って得する年金・税金・雇用・健康保険の基礎知識 2013年版』
榎本恵一、渡辺峰男、吉田幸司、林充之共著
https://www.ecg.co.jp/topics/2013.php?mm=397
★『社長、ちょっと待って!!それは労使トラブルになりますよ!』
榎本恵一、谷原誠、吉田幸司、渡辺峰男共著
https://www.ecg.co.jp/topics/post_52.php?mm=397
★『経営コーチ入門 経営者をサポートする』
榎本恵一、伊地知克哉、林 充之共著
https://www.ecg.co.jp/topics/post_49.php?mm=397
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
編集後記 副編集長 中川 祐輔
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
当メールマガジンをご愛読頂きまして誠にありがとうございます。
6月に熱中症で病院に運ばれた人は全国で4200人を超え、去年の2.3倍
と大幅に増えました。先月は特に中旬以降、蒸し暑い日が続いたことから、死
者は4人、3週間以上の入院が必要な重症の人も97人に上っています。
年齢別では65歳以上の高齢者が全体の49%を占め、先月15日には山形市
の66歳の女性が自宅のベッドで倒れているのが見つかり、病院で死亡が確認
されました。総務省消防庁は、「ことしは急に暑くなったので熱中症になる人
が大幅に増えたとみられる」としていて、これから気温が高い日がさらに続く
ことから、水分や塩分をこまめにとり、屋内でも温度が28度を超えないよう
にエアコンや扇風機を適切に使って予防に努めるよう呼びかけています。
今後も気温が35度前後に達する猛烈な暑さが続く見込みで、さらには暖かく
湿った空気の影響で、気温が上がる午後を中心に大気の状態が不安定になり、
局地的に激しい雷雨になるおそれもあります。体調を崩す人も増えてきました
ので、体調管理には十分注意しましょう。
次号、第398号は7月22日(月)に配信予定です。どうぞお楽しみに!
★☆★ ツイッター&フェイスブックもやっています! ★☆★
一緒に盛り上げて下さい、是非フォロー&いいね!をお願いします!
ツイッター http://twitter.com/#!/enomotokaikei
フェイスブック http://www.facebook.com/enomotokaikei
○━━知って得する経営塾 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━○
【発行者】 榎本会計事務所&株式会社イーシーセンター
【HP】 https://www.ecg.co.jp/?mm=397
【連絡先】 info@ecg.co.jp
【バックナンバー】https://www.ecg.co.jp/blog/mm.php?mm=397
【発行システム】
まぐまぐ(ID 0000052980) http://www.mag2.com/m/0000052980.html
メルマ!(ID 014722) http://www.melma.com/backnumber_154169/
メルマ! (ID m00044409) http://www.melma.com/backnumber_44409/
めろんぱん http://www.melonpan.net/mag.php?005840
■□■ 登録や解除はそれぞれの発行システムからお願いします ■□■
■□■□■このメールマガジンの無断転載・無断引用は禁じます■□■□■
All Rights Reserved (c)2000-2013
by 榎本会計事務所&イーシーセンター
○━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━○