知って得する経営塾 第628号 『"時が経つのが早い！"ということは・・』
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『”時が経つのが早い！”ということは・・』
経営コンサルタント 阿部 重利
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平素はお世話になります。
中小企業の経営資源応援企業、関東経済産業局認定 経営革新等支援機関
ヒューマネコンサルティング株式会社、代表の阿部です。
今年もあっという間に半分が過ぎ、
「もう後半戦だ！」と思っている向きも多いのではないでしょうか？・・
そこで、「ジャネの法則」をご存知でしょうか？
これは、19世紀のフランスの哲学者・ポール・ジャネが発案し、
甥の心理学者・ピエール・ジャネが著作で紹介した法則のことです。
要は、「歳をとるごとに、感じる年月の長さが短くなる。」
といったものです。
「あっという間の半年だったな！」
「子どものころは時間がとても長く感じたのに・・」
「歳をとると、月日がたつのが速くなる」
といった具合の話です。
この法則は、
主観的に記憶される年月の長さは年少者にはより長く、
年長者にはより短く評価されるという現象を心理学的に解明したものです。
例えば、50歳の人間にとって1年の長さは人生の50分の1ほどですが、
5歳の人間にとっては5分の1に相当します。
すると、50歳にとっての10年間は5歳にとっての1年間に当たり、
5歳の人間の1日は50歳の人間の10日に当たることになるからです。
もちろんこの法則の言わんとすることもわかりますが・・
個人的には、加齢とともに月日の経過が早く感じるのは、
「悩みや苦しみが少なくなり（もしくはそれらへの対処法が身に付き）、
また物事に集中することが多くなってきたからだ」と思いたいところです。
なぜなら、こんな言葉もあるからです。
『人生は退屈すれば長く、充実すれば短い』 Byシラー
『時が経つのが早いと思うのは、
人生というものがわかってきたからである』 Byジョージ・ギッシング
自分自身の成長によって、徐々に充実した時間を過ごせるようになって、
少しずつ時が経つのを速く感じられるようになれたら・・
それは素晴らしい事だと思います。
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