知って得する経営塾 第440号『今夏、冷夏で消費冷え込み、経済に打撃懸念?』
★☆★ 既刊情報 ★☆★
ワーク・ライフ・バランスを越えて 働き方が変わる 会社が変わる!
不況の中でも元気に業績を伸ばしている企業があります。
業績が右肩上がりの企業とそうでない企業とでは、どこが違うのか。
このシンプルな疑問に答えを出しました。
本書では、今、元気あふれる企業をピックアップし、その事例の中から
元気の源を探ってみました。その結果わかったことは、それらの企業には
“ワーク・ライフ・ハピネス"という考え方が根底にあるのです。
“ワーク・ライフ・ハピネス"が中小企業の元気の“素"だったのです。
業績不振に悩む中小企業の経営者、管理者の目からウロコ本です。
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
今夏、冷夏で消費冷え込み、経済に打撃懸念?
ビジネス・プロデューサー 鈴木 領一
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
5月になりクールビズも始まった。
季節はもう夏である。
筆者はかつて内閣府のクールビズのプロジェクトに参画したことがある。
クールビズで着用する「かりゆしウェア」を普及するプロジェクトだったが、
政府閣僚全員が「かりゆしウェア」を着用するようになり、
クールビズの習慣は全国に普及するようになった。
しかし、クールビズが浸透するにつれ、
ある業界は大打撃を受けることになった。
ネクタイ業界である。
「クールビズ=ノータイ」という意識が定着すると、
必然的にネクタイの販売が落ち込んでいった。
東京ネクタイ協同組合の調査では、
国内のネクタイの生産量は2001年には約1740万本あったが、
05年の小泉純一郎政権時にクールビズが始まると、
11年には生産量が01年の3分の1(約570万本)にまで減少した。
クールビズによって新たな市場が創造された一方で、
衰退してしまった業界もあったのだ。
●エルニーニョ現象で経済に打撃?
さて、今夏の消費動向は、どのようになるのだろうか。
まず、現在のそれをみてみよう。
インターネット調査会社マクロミルが定点観測している
「MACROMILL WEEKLY INDEX」の「買う予定のもの」>「洋服」をみてみると、
4月に入り右肩上がりで消費マインドが上昇している。
消費者は、来る夏に向けて準備を始めているようだ。
夏に気温が1度上昇すると、5000億円消費が増えるといわれるが、
気象庁のエルニーニョ監視速報では、
南米ペルー沖の太平洋海面水温が高くなることが予測され、
5年ぶりにエルニーニョ現象が発生する可能性があるという。
エルニーニョ現象が発生すると日本は冷夏になる。
今年の日本は、観測史上一番の冷夏となった1997年以来の
低温度になる可能性もあるという。
第一生命経済研究所によれば、
大きな被害をもたらした93年の冷夏と同じ規模になれば、
経済成長率を0.9%近く押し下げるという。
4月から始まった消費増税により、個人消費は落ち込んでいる。
再度「MACROMILL WEEKLY INDEX」の「使ったお金」を見てみると、
ゴールデンウィーク前半週の平均個人消費金額は、
前年に比べ1200円の大幅マイナスとなっている。
政府は夏にかけて消費が増えていくことを見込んで
4月増税を実施したのかもしれないが、
その思惑は外れ、
さらに冷夏により予測不能の消費マインドの冷え込みが起こる可能性がある。
アベノミクスにとっても、今年の冷夏は大打撃になりかねないのだ。
●鈴木領一(すずき・りょういち)
ビジネス・コーチ。ビジネス・プロデューサー。
自己啓発のレジェントであるナポレオン・ヒルが所属した「サクセスマガジン
社」の能力開発プログラムの企画開発責任者を務めた唯一の日本人。
さらに進化させた自己改革メソッド「フレーム・1%アクション」は
劇的な変化をもたらすメソッドとして今最も注目されている。
氏のコーチングを受けたことで、無職状態からEXILEとの共演を達成した
ケースや、起業して成功し新聞やテレビに取り上げられたケースなど、数多く
の成功者を次々に輩出している。近著に『100の結果を引き寄せる1%アク
ション』(サイゾー)がある。
※この原稿は、鈴木領一氏がビジネス・ジャーナルで連載している記事を許可
を得て転載いたしました。
http://biz-journal.jp/2014/05/post_4925.html
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
≪おすすめ書籍のご案内≫
当メルマガの執筆陣の著書です。是非ご一読下さい!
★New!!
『知って得する年金・税金・雇用・健康保険の基礎知識 2014年版』
榎本恵一、渡辺峰男、吉田幸司、林充之共著
https://www.ecg.co.jp/topics/2014.php?mm=440
★『実践 ワーク・ライフ・ハピネス』
榎本恵一、阿部重利共著 藤原直哉監修
https://www.ecg.co.jp/topics/post_53.php?mm=440
★『社長、ちょっと待って!!それは労使トラブルになりますよ!』
榎本恵一、谷原誠、吉田幸司、渡辺峰男共著
https://www.ecg.co.jp/topics/post_52.php?mm=440
★『経営コーチ入門 経営者をサポートする』
榎本恵一、伊地知克哉、林 充之共著
https://www.ecg.co.jp/topics/post_49.php?mm=440
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
編集後記 副編集長 塩田 剛也
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
当メールマガジンをご愛読頂きまして誠にありがとうございます。
今号では夏に向けてのデータ分析と消費の予測についてお送りしました。
だいぶ暑い日が増えてきましたが、みなさまお元気ですか?
急に寒くなったり、暑くなったりで、
ゴールデンウィークの後半頃に風邪をひいていたことを思い出しました。
クールビズも始まって油断していたみたいです。
今年の夏も暑くなるのかと思いきや、
なんと97年以来の冷夏になるとの予測がされているとのことです。
97年といえば、私はまだ小学生でした。
子供だったので、寒かったのか当時もよくわかっていなかったと思います。
冷夏だったんですね。
私は夏生まれなのもあって、四季の中で夏が一番好きです。
夏は暑くあってほしいですし、
冷夏と聞くとちょっと寂しい気もします。
たしかに冷夏であれば海やプールに行く機会も減り、
消費が冷え込みそうです。
でも、そんなときだからこそ、暑くなった日を十分に楽しんで、
ビールでも飲みながら少しでも経済に貢献したいと思います。
次号、第441号は6月2日(月)に配信予定です。
どうぞお楽しみに!
★☆★ ツイッター&フェイスブックもやっています! ★☆★
一緒に盛り上げて下さい、是非フォロー&いいね!をお願いします!
ツイッター http://twitter.com/#!/enomotokaikei
フェイスブック http://www.facebook.com/enomotokaikei
○━━知って得する経営塾 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━○
【発行者】 株式会社イーシーセンター
【HP】 https://www.ecg.co.jp/?mm=440
【連絡先】 info@ecg.co.jp
【バックナンバー】https://www.ecg.co.jp/blog/mm.php?mm=440
【発行システム】
まぐまぐ(ID 0000052980) http://www.mag2.com/m/0000052980.html
メルマ!(ID 014722) http://www.melma.com/backnumber_154169/
メルマ! (ID m00044409) http://www.melma.com/backnumber_44409/
めろんぱん http://www.melonpan.net/mag.php?005840
■□■ 登録や解除はそれぞれの発行システムからお願いします ■□■
■□■□■このメールマガジンの無断転載・無断引用は禁じます■□■□■
All Rights Reserved (c)2000-2013
by イーシーセンター
○━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━○