知って得する経営塾 第473号『春闘に向けて』
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実践 ワーク・ライフ・ハピネス2 成功する会社は仕事が楽しい!
企業の成功の秘訣は
“頑張る"から“楽しい"へ!
成功する企業と成功しない企業とでは何が違うのでしょうか。
それは社員が“楽しく"仕事をしているかどうかの違いです。
会社は、これまでは“頑張る"ところでした。
しかし、今は違います。今は、頑張るより楽しく仕事をするほうが
業績も上がることがわかってきました。
働くことが楽しいと思える会社には「ハピネス」があります。
ハピネスがある会社は成長するのです。
本書は、ハピネスな五社の事例を取り上げながら、
その成功ポイントを明らかにしました。
業績不振に悩む経営者や管理者、
働くことに意義を見出せない若い人たちの必読の書です。
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春闘に向けて 社会保険労務士 吉田 幸司
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各マスコミが春闘に向けての情報を発信する時期になってきました。
政府、企業側、労働者側の3者がそれぞれの立場でコメントを発表しています。
政府は政労使会議の総理大臣の発言として次のような要請をしています。
「経済界の皆さんに、来年春の賃上げについて、最大限の努力を図っていただ
けるよう要請する。今般の合意に沿って取組をお願いしたい。賃上げの流れを
来年、再来年と続けていき、全国津々浦々にアベノミクスの効果を浸透させる。
特に、円安のメリットを受けて高収益の企業については、賃上げ・設備投資に
加え、下請企業に支払う価格についても配慮を求めたい。」
企業側は日本経団連会長の新年祝賀パーティーでの挨拶で
次のように発言しています。
「我々経済界といたしましては、成長戦略の主役であるという自覚のもとに、
デフレ脱却と経済の好循環の二巡目を回すために、積極経営を通じて企業収益
を拡大し、設備投資や雇用の増加につなげていく。さらに、賃金の引上げに
つなげて参りたいと考えております。
今年は、政官民がそれぞれ、まなじりを決してデフレ脱却に取り組み、これを
確実に実現する年にしなければならないと考えます。」
労働者側は、連合の2015春季生活闘争方針・基本構想の中で次のように
決定しています。
「賃金引き上げ幅については、定期昇給・賃金カーブ維持相当分の確保を前提
とし、過年度の消費者物価上昇分や企業収益の適正な分配の観点、経済の好循
環を実現していく社会的役割と責任を踏まえ、すべての構成組織が取り組みを
推進していくことを重視し2%以上の要求を掲げ獲得をめざし、取り組みを
進めていく。(定期昇給相当額と賃上げ額を加えた要求は4%以上とする)。」
政府が要請し、企業側がそれを容認し、労働者側が具体的な数値を揚げた形に
なっています。これらの発表からすると、今年の春闘は賃上げするのが大前提
で実際にいくらの上昇になるのかが争点のように見えてきます。
しかし、個別の企業単位で見ると消費増税の影響から脱却できない会社、
円安による為替損が収益を圧迫している会社、個人消費の低迷で業績が上がら
ない会社など賃上げしたくてもできない会社も多くあり、かつてのように全国
的に一斉に賃上げができるとは限らない状況にあります。
一方で、今年の新卒採用は売り手市場と予想されており、
新卒の賃金水準が採用の成否を分ける要因にもなる可能性を持っています。
長いスパンで見ると、ここ数年の動きが会社を峻別することになるかも
知れません。足下、手元と将来の両方を見据えて今年の賃上げ方針を決める
必要がありそうです。
◆◇◆ 人事戦略研究所 吉田 幸司 プロフィール ◆◇◆
【https://www.ecg.co.jp/about/yoshidakouji.php?mm=473】
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編集後記 副編集長 塩田 剛也
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いつも当メールマガジンをご愛読頂きまして誠にありがとうございます。
夏、冬と、専門学校主催の合同就職説明会に行ってきました。
(自分の転職ではなく、採用する側での参加です)
どちらも、応募者が非常に少なかったと感じました。
先行き不透明な時代だからこそ、
どうしても公務員や大企業などの安定したイメージのある就職先を求める
学生が多いのだと思います。
私が学生の頃にもそんな雰囲気でしたが、
今はますますその傾向が強まっているのでしょう。
私も大企業を希望していましたし、学生からすればやはり名前を知らない企業、
中小企業は選びにくいと思います。
今回の春闘では賃上げ傾向が強いようですが、
そんな報道がされる中で賃金が上がらない会社は学生にとっても
イメージが悪くなってしまいます。
がんばって働いても給料が上がらない。それなら上がる会社に勤めたい。
そう思うのは自然なことですし、明るい将来が見えれば人も集まります。
就職しても厳しい将来が待っている、というイメージは十分に浸透している
と思います。
そんな時代だからこそ、賃金の上がる企業は際立って良く見えます。
無理をするわけにもいきませんが、
賃金を上げることの重要性がより高まっているようですね。
次号、第474号は1月26日(月)に配信予定です。
どうぞお楽しみに!
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