知って得する経営塾 第503号『企業の子育て支援状況について』
★☆★ 既刊情報 ★☆★
実践 ワーク・ライフ・ハピネス2 成功する会社は仕事が楽しい!
企業の成功の秘訣は
“頑張る"から“楽しい"へ!
成功する企業と成功しない企業とでは何が違うのでしょうか。
それは社員が“楽しく"仕事をしているかどうかの違いです。
会社は、これまでは“頑張る"ところでした。
しかし、今は違います。今は、頑張るより楽しく仕事をするほうが
業績も上がることがわかってきました。
働くことが楽しいと思える会社には「ハピネス」があります。
ハピネスがある会社は成長するのです。
本書は、ハピネスな五社の事例を取り上げながら、
その成功ポイントを明らかにしました。
業績不振に悩む経営者や管理者、
働くことに意義を見出せない若い人たちの必読の書です。
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企業の子育て支援状況について 社会保険労務士 吉田 幸司
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8月7日に「平成26年度雇用均等基本調査」の確報が公表されました。
この調査は、男女の雇用均等の実態などについて全国の従業員数10名以上の
企業を対象に行われたもので、4,160社が回答しています。
今回公表されたのは、平成26年10月1日現在の状況です。
これによると、平成24年10月1日から平成25年9月30日までの1年間に在職中に
出産した女性のうち、平成26年10月1日までに育児休業を開始した者(育児休業
の申出をしている者を含む。)の割合は86.6%と前回調査(平成25年度83.0%)
より3.6ポイント上昇し、有期契約労働者の育児休業取得率は75.5%で、
前回調査(同69.8%)より5.7ポイント上昇となっています。
女性の育児休業取得率は9割に迫る勢いで、この制度の定着度合いがよくわか
ります。また、有期契約労働者の75%以上が育児休業を取得しており、有期
契約労働者の間でも育児休業は取得できるものという認識が広がっているよう
です。
平成24年10月1日から平成25年9月30日までの1年間に配偶者が出産した男性の
うち、平成26年10月1日までに育児休業を開始した者(育児休業の申出をして
いる者を含む。)の割合は2.30%で、前回調査(同2.03%)より0.27ポイント上昇
し、男性の有期契約労働者の育児休業取得率は2.13%で、前回調査(同0.78%)
より1.35ポイント上昇しています。
男性の育児休業取得者が2.3%という結果をどのように評価すべきか迷うとこ
ろですが、2%以上の男性社員が育児休業を取得しており、取得割合が上昇し
ているという実態があることは注目すべきポイントです。
厚生労働省も男性の育児参加をイクメンと称して盛んに啓発しており、
イクメン企業アワード、イクボスアワードというコンテストも毎年実施されて
います。(2015年の応募は7月31日で締め切られました)
最近、ある地方自治体の事業で多数の事業所の社員の育児に関する企業
サポートの実態をヒアリングする機会に恵まれたのですが、ヒアリングをして
みると、企業規模が小さくなっていくほど社員の子育てや育児休業に対する
理解が薄くなっていく傾向があるようで、今回公表された統計とのかい離を
感じます。
企業の子育て支援の面でも規模格差が明確になっているのかも知れません。
◆◇◆ 人事戦略研究所 吉田 幸司 プロフィール ◆◇◆
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編集後記 副編集長 塩田 剛也
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いつも当メールマガジンをご愛読頂きまして誠にありがとうございます。
企業の育児支援状況についてお送りしました。
特に中小企業にとっては導入が難しいところが多いというのが現実だと
思いますし、実際にアンケートの結果もそのようになっているようです。
色々なお客様の悩みを聞きますが、人に関する悩みが本当に多いことに
驚きます。
人が定着しない、募集しても人が来ない、採用したいと思える人材が
いない、など様々です。
育児休業などの福利厚生を充実させることは難しいかもしれませんが、
採用や育成の大変さを目の前で見ていると、多少無理をしてでも
そういった制度を導入した方が後々楽になるのではないかと思います。
従業員を大切に思う気持ちが伝われば会社を好きになっていくのが人情です
し、人間は好きなもののためにがんばろうとするものです。
終身雇用の考えもなくなり帰属意識も薄まってきた今、
育児休業の取得率上昇など労働環境が向上していっているのは
非常に良い傾向だと思います。
次号、第504号は8月31日(月)に配信予定です。
どうぞお楽しみに!
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