知って得する経営塾 第586号 『フェイクニュースを見抜け』
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『フェイクニュースを見抜け』
ビジネス・プロデューサー 鈴木 領一
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私の友人は、マスコミによって人生を奪われました。
いわゆる「文春砲」によって、嘘情報を流され、
友人のキャリアは破壊され、社会復帰も不可能な状態にさせられました。
私は身近でその経緯をみていましたので、その報道の異常さには恐怖さえ覚えました。
最近、「フェイクニュース」という言葉が流行っています。
トランプ大統領が登場して以来、既存メディアの報道に
疑問が投げかけられるようになっています。
先日(6月26日)も、CNNがトランプ大統領に関する
誤った報道をしたとして、記者3名が辞職する騒ぎがありました。
私の知人がマスコミの犠牲になった経験から、
マスコミが時に意図的・恣意的な報道をすることを、
私は知っています。
なぜ、彼らはそのような行動を取るのでしょうか?
答えはとてもシンプルです。
それは、お金になるから、です。
しかも、「持ち上げて金にして、叩いて金にする」
という「一粒で二度美味しい」手口を使います。
私の友人は、まずマスコミで大々的に取り上げられ、
時代の寵児のごとく報道されました。
世の中の人は、それを面白がり、
連日報道されるニュースに釘付けになりました。
しかし、間もなく、友人のスキャンダルな報道が
出始めるようになります。
その報道に、更に世間は注目し、
連日繰り返されるゴシップネタに食いついたのです。
マスコミの報道には、何も一貫性がなく、
しかも真実を報道するという真摯な姿勢もありませんでした。
事実がどうであるかよりも、世間に受けるかどうかが、
彼らの判断基準だったのです。
マスコミにフェイク情報をリークして稼ぐ人物がおり、
そのネタが本当かどうかの「裏取り」をせずに、
リーク情報をそのまま垂れ流すことが横行しています。
ジャーナリズムの末端にいる私から見ても、本当に嘆かわしい状況です。
マスコミは情報をリークする人物に、
「他に受けそうなネタがないか」と新ネタを要求し、
その真贋を見分けることなく、商売至上主義で、
センセーショナルな報道を繰り返しています。
読者の皆さんには、どうかマスコミが垂れ流す情報を
鵜呑みにしないでいただきたいと思います。
マスコミが流す情報の背後には、
その情報を出すことで利益を得る人たちがいる
ということを忘れないでいただきたいのです。
利益を得る者は、商業主義で理性を失った
マスコミ自身である場合もありますし、
表に現れることがない“何者か”であることもあります。
自分の利益に繋がる情報を発信することを「ポジショントーク」と言いますが、
情報発信している人の「ポジショントーク」をいかに見極めるかが、
情報リテラシーを醸成するのに大変重要な視点になります。
これからも、政治・経済に関わるフェイクニュースや
権力者に関連するフェイクニュースが大量に発生していくでしょう。
その洪水のような情報から真実を見抜く力が、現在の私達に問われていることなのです。
●鈴木領一(すずき・りょういち)
ビジネス・コーチ。ビジネス・プロデューサー。
自己啓発のレジェントであるナポレオン・ヒルが所属した「サクセスマガジン
社」の能力開発プログラムの企画開発責任者を務めた唯一の日本人。
さらに進化させた自己改革メソッド「フレーム・1%アクション」は
劇的な変化をもたらすメソッドとして今最も注目されている。
氏のコーチングを受けたことで、無職状態からEXILEとの共演を達成した
ケースや、起業して成功し新聞やテレビに取り上げられたケースなど、数多く
の成功者を次々に輩出している。近著に『100の結果を引き寄せる1%アク
ション』(サイゾー)がある。
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次号、第587号は7月10日(月)に配信予定です。
どうぞお楽しみに!
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