知って得する経営塾 第605号 『「デジタルの時代」に感じること』
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『「デジタルの時代」に感じること』
MBA 長友 孝幸
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「ものづくりの時代」、人々は自らの労働力を売ってその対価を得ていた。
働く場所も製造現場であり、首都圏に営業部隊、
郊外には工場と言う図式が多品種大量生産を支えていたような気がする。
ただ、今は異なる体質の経済環境に誰もが生きています。
高度成長期やバブルで良い思いしてきた新聞世代は、
インターネットを中心とした現代のビジネス環境の急激な変化によって、
情報は迅速に入手できる、それまでに知らなくてもよかった情報までも、
知ることになってしまう現代の急激なビジネス環境の変化に戸惑いを感じた時期もあったと思います。
「デジタルの時代」に生まれ育った現代の若者にとって、
なんでもないインターネットを中心とした環境から派生するビジネスは、
年齢をかさねている世代にとっては、やはり、出遅れてしまいます。
デジタル時代、主なプラットホーム企業はアップル、グーグル、ヤフー。
新たな消費財の購入はアマゾン、楽天。
安く購入したいなら価格ドットコム。中古財はメルカリ。
情報の交換や人との繋がりはFacebook、Line、Instagramと言う具合に、
ビジネスの制空権を握られてしまっていますが、
我々が長年かけて築いてきたものづくり日本として
強みを生かす道はたくさんあるように感じます。
最近の書籍のように、「グーグルに学べ、アマゾンに学べ」と言っても、
零細企業や中小企業の我々のビジネスレベルでは、
いくら頑張っても、勝ち目はありません。
ただ、自らの企業経営する関数の中に、その要素を含めれば、
従来型の独立した製品企業であっても、プラットフォーム企業の補完財を
供給する企業や端末企業、その部品を供給企業になることができれば
成長の可能性は期待できます。
マクロ的に考えるならば、ビジネス環境の上空は、
限られたプラットフォーム企業であったとしても、
そのプラットフォーム企業を支える個々の補完財や端末やその部品は、
それが高機能なものである限り、その構造は、日本が得意とする
自動車産業のように「中インテグラル」な構造になっています。
ここに、トヨタのジャストインタイムで築かれたチームワークの良い
調整型の現場を築いてきた日本企業の競争優位がある訳ですね。
最近、限られた航空機の写真を撮るために、
夜間、航空機の動きをネットで見ているのですが、
旅客機は度外視して見ていると、エアーカーゴ(貨物輸送)の航空機の数や
その航空会社が増えていることに気が付きました。
機体番号を見ると日本のJALやANAが使用していたジャンボ機も
海外の貨物輸送の会社に売却され、人を運んできた機体が改良され、
貨物部品を運んでいます。
つまり特殊な部品、信頼性が高い製品には、限られた環境で作られて、
プラットフォーム企業が製品を作る環境に輸送されています。
その様子をエアーカーゴ(貨物輸送)は映し出していますね。
観光客を増やすのもいいですが、発着回数を増やすならば、
エアーカーゴ(貨物輸送)を重視したほうが、将来の経済効果は大きいでしょう。
観光客重視の無駄な空港が多くありますが、
そう考えるとセントレアは成功ですね。さすが世界のトヨタの本拠地!!
◆◇◆ MBA 長友 孝幸 プロフィール ◆◇◆
株式会社比風屋 代表取締役 長友 孝幸
http://www.hifuuya.co.jp/about/
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次号、第606号は12月25日(月)に配信予定です。
どうぞお楽しみに!
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